2004 ALL JA0 3.5/7MHzコンテスト
JI0VWL/1 電信部門 東京都小金井市(JCC:1011)

去年はお化けポールを屋上に上げましたが、苦労してあげても
地域柄飛ばない(特に7MHz)ことが発覚したので今年はお手軽
にアンテンポールです(^_^;


まずアンテナの設置です。給水塔からアンテンポールを伸ばして1つのバランに3.5/7MHzのエレメントを一緒につけてお手軽に済ませました。3.5は両端を上げているのですが、どうしてもSWRが下がらず。。1.8以下に落ちません。7は1.5くらい。これ以上工夫のしようが無いのでチューナーでごまかすことにしましたが精神衛生上よくありませんね。

<3.5MHz部門開始>
開始から20分くらいまでは途切れず呼ばれつづけましたが、あとはぼちぼち。一旦よばれなくなりましたが持ち直して1時間30分経過くらいまでは結構良く呼ばれました。が、その後が良くありません。ずっと呼ばれないので、隙を見て呼びに回りました。もちろん一瞬で交信を終えてまたRUNを続けます(笑)たま~に呼んでいただく以外はほんとに空振りモードで寂れてました。ここ3年くらい、お客さんが激減してます。


<3.5MHzコンテスト結果>

 バンド  交信局数  得点  マルチ
  3.5 MHz  126     182 × 59  = 10738


<タイムチャート>

    | 21 22 23|合計
----+---------+----
 3.5| 74 36 16| 126
----+---------+----
合計| 74 36 16| 126


<設備>
RIG: FT-1000MP 50W
ANT: Inverted V@20mH

<7MHz部門スタート>

のまえに、何を思い立ったか「送信中も他のRIGで受信できないかなぁ」と思い、朝起きてから適当なDPを地上高1m弱に張りました。長さもちょ~てきと~。6~8MHzくらいに共振してくれればいいやくらいのいい加減さです(笑)今回は送信はしないので問題ないでしょう。システムは以下の通りです。



上の図のように、サブアンテナと受信用RIGの間になす電信用に作ったATTをいれました。理由は至近距離から発射される自分の電波からRIGを保護するためです。本当は送信用ATTとして作ったものですから耐電力に申し分は無いはずです。このATTをzLogからPTT制御してあげると、RIG1が送信中は常にRIG2の受信用ATTが効いている状態になり、保護できます。RIG1はPTT制御していませんので、フルブレイクイン動作としています。

使用感としましては、JH0YKSやJH0WJFクラスのハイパワー局は、自局が送信中でも一切問題なく受信できました、すばらしい!50W~100Wクラスでもほとんど了解できます。これは7MHzのシングルバンドのコンテストでツカエる!のではないでしょうか。ただし、自局が送信している周波数±5kHzはかぶりで全然だめです。自局がローエッジ(7.010付近)にいるときは、7.020以上の局はかなりしっかりと聞き取れました。またCW送信時にSSBを試しに聞いてみましたが、何事も無いかのように受信できます!今回は思いつきで適当にやりましたが、受信用RIGからちゃんと送信できるようにすればさらに効率が上がると思います。

具体的な使用状況ですが、アンテナはお互いに50mほどしか離していません。ただし、建物の陰にサブアンテナを張っているので直接送信電波が入らないようにはなっていると思います。
受信RIGは、IPO ON(プリアンプOFF)、内蔵ATTは適当に-6dB~-18dBとしました。
もし同時受信を試す方がいましたら、必ず外部アッテネータを入れてください
のままアンテナにつないでRIGを壊してしまっても責任は取りません(^^;

実験が成功したのでコンテストのほうはどうでもよくなりました(笑)とりあえず全く呼ばれない終了1時間前からは同時受信で数局上乗せできましたhi

<7MHzコンテスト結果>
 バンド  交信局数  得点  マルチ
    7 MHz   152        214 ×  64 =  13696


<タイムチャート>

    | 08 09 10 11|合計
----+------------+----
   7| 62 42 26 22| 152
----+------------+----
合計| 62 42 26 22| 152


<設備>
RIG: FT-1000MP(MAIN), FT-920(SUB)
ANT: Inverted V@20mH(MAIN), DP@1mH(SUB)






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