2004 なす電信コンテスト
JI0VWL/1 3.5MHz部門 東京都小金井市(JCC:1011)

 
セッティング全景                   ATT接写、USBIF4CWに連動させている
Photo by JI0VWL

昨年に引き続き2度目の参加です。去年は7MHzで惨敗したので3.5MHzに挑戦してみました。今年は2日前に完成したばかりの自作のアッテネータ(-10dB)があるので係数を43まで上げることができました。作ったばっかりでいきなり実践ですhi

とりあえず、本当に-10dBになっているかをチェック。

スルー状態で10Wちょうどになるようにあわせます。

次にATTを入れた状態でちょうど1Wを示せばOK。

すばらしい、ちょうど1W!設計どおりです。
あとは、スルー時にちょうど5Wを示すように合わせ、送信時にATTが働くようにしてあげれば送信出力はちょうど500mWになっているはずです。


やはり1W以下の読みの精度は悪いのか300mWくらいを示しています。QRPメーターほしいなぁ・・・でも5W入力で-10dBなのだから500mW出ているでしょう、きっと(笑)

と、こんな感じで出力を下げてコンテストに挑んだのでありました。
12時、スタート。聞いてみるもローエッジにJQ1NGT/1が聞こえるだけで誰も出ていない。しょうがないのでRUNするも、1時間に2局ペースが3時間も続きました。これは正直萎えます(笑)さすがに第1種減衰が強く、飛ばず聞こえず。下のNGT局は呼ばれているので、すぐ上で待ち伏せすれば1局くらいは…と思っていましたが、なんせパワーがないため全く呼ばれませんでした。3時時点で10局以上差がついていたのではないかと思います。

4時を過ぎで大分各局の信号強度が上がってきました。これからが本番です!ぼちぼち呼ばれ始めました。5時あたりからはものすごくいいペースで呼ばれるのでほんとに0.5W?と自分で疑ってしまいます。でもパワー計は0.5W程度を示しています。夜間の3.5は本当にローパワーでも飛びますね、びっくりしました(アンテナは20mHの逆Vです)。某局のレポートによると599+15dBでいっているとのこと。すごい。ただしQSBがあり、落ちると厳しいそうです。QRPとハイパワーの差はQSBにありそうですね。

7時までは非常に快調でしたがだんだん失速し、終了間際30分は空振りに終わりました。ピーク時の呼ばれ方からするともう1段階パワーを落としてもいけそうな気がします。ただマルチが稼げるかどうかが問題ですね。今回の0.5Wでも聞こえていたマルチを2つも落としていますから。


自作アッテネータで挑んだなす電信ですが大きなトラブルもなく楽しめました。またいろいろ挑戦してみたいと思います。

最後に、ATT冷却用に扇風機を用意しましたが、断続送信のためほのかにあったかくなくなるだけで冷却不要でした。耐電力も十分です。


<結果>

  バンド  交信局数  得点  マルチ
  3.5 MHz       77      3311      29
  合 計        77      3311 ×   29  =  96019


<タイムチャート>

    | 12 13 14 15 16 17 18 19 20|合計
----+---------------------------+----
 3.5|  2  2  2  5  6 26 18 11  5|  77
----+---------------------------+----
合計|  2  2  2  5  6 26 18 11  5|  77

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<設備>
RIG: FT-920 + 自作ATT(-10dB) 0.5W
ANT: Inverted V @ 20mH




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